紫外線が多い季節というと(漠然と)夏のイメージですが、実際に紫外線量の多い月は、5月から9月です。美肌を保つためには、日焼けは天敵。なので、5月に入ってから夏が終わる9月ごろまでは日焼け対策をしっかりとしたいところ。
紫外線量が多くない季節は、SPF入りの化粧下地やファンデーションで日焼け対策を済ませている方も多いかと思いますが、万全の対策をするためには、日焼け止めは欠かせません。日焼け止めを使うにあたっては、いつどのタイミングで使えば良いのか?、使う順番は?化粧下地の前・後?、といった疑問がつきものです。
そこでこの記事では、スキンケアやベースメイクのそれぞれの役割とあわせて、日焼け止めの効果を発揮するための順番をご紹介していきます。
ズバリ!正しい順番は?
1 まず、スキンケア(洗顔?化粧水?美容液)をして、
2 次に、日焼け止めを塗ります。
3 その後に、ベースメイク(化粧下地?ファンデーション)をします。
つまり、日焼け止めは化粧下地の前に塗るのが正しいんですね。それぞれの役割から考えるとこの順番は理解しやすいかもしれません。
スキンケア、日焼け止めの役割とは
スキンケアの役割は、肌の調子を整えることにあります。肌質によっては、スキンケア後すぐでは油分が浮いてくる人もいるかもしれませんので、日焼け止めを塗る前に十分になじませることが大事です。
日焼け止めは、その名の通り、浴びてしまった紫外線を肌に浸透させない役割があります。適量をしっかり塗ることと耳の後ろやあごの下、首すじまで、塗り忘れないようにしてくださいね。
化粧下地の役割とは
化粧下地は、ファンデーションの密着度を高めてくれる効果があり、メイク崩れを防ぐ役割があります。つまり、化粧下地はファンデーションと接していることで効果が発揮されます。
逆にいうと、化粧下地を塗った後に日焼け止めを塗るということは、化粧下地の効果を奪ってしまうことになりかねません。そのため、塗る順番としては、日焼け止め→化粧下地となるのですね。
日焼け止めは、うすーく伸ばすことがヨレないコツ
日焼け止めの効果を発揮する上で、塗る順番も大事ですが、同様に塗り方も大事です。注意するポイントとしては、まず「量」が挙げられます。化粧下地と重ねるとベタつきが気になるため、少なめに塗っている方も多いと思います。
せっかく日焼け止め→化粧下地と万全の日焼け対策をしても、量が少ないと、やはりその効果が十分に得られません。それぞれの商品で推奨されている適量を、しっかりと塗りましょう。
次に注意するポイントは、「できるだけ、うすーく伸ばして塗ること」です。当たり前のことを言っているようですが、適量を塗ろうとすると、案外ボリュームが多く感じられると思います。だからこそ丁寧に伸ばすことが重要なのです。
また、ベタつきが気になるからと言って、ティッシュオフは絶対にダメ!日焼け止めのベタつきは油分から来ているのですが、その油分こそ、紫外線対策のための成分となりますので、取るのではなく、なじませて。
日焼け止めのベタつきがどうしても気になる人は、スキンケアの後に、十分な時間を置いてみてください。朝の忙しい時間には難しいかもしれませんが、例えば、朝起きてスキンケアまでしておいて、何か別なことをしてから日焼け止め以降のメイクをするなど工夫はできるかもしれません。
日焼け止めも塗り直しが必要?
もちろん日焼け止めも、一度塗ったら対策は万全、ということにはなりません。効果の持続には限りがありますので、塗り直しが必要です。日差しの強さや外にいる時間にもよりますが、一般的には3時間に一度の塗り直しを考えたいです。
時間がかかってしまいますが、できれば、お化粧直しのタイミングでベースメイクを落として、化粧水で肌を整えてから、再度日焼け止めを塗っていき、化粧下地を塗り直します。この際、ポイントメイクは落とす必要はありません。
さすがにイチから化粧直しは… という人も多いですよね。それでも日焼け止めは落ちてしまうので、どうしても日焼け止めの塗り直しは必要。そこで使いたいのは「スプレータイプの日焼け止め」。
使い方は、日焼け止めを塗り直すタイミングで、肌に浮いてきている皮脂を軽く押さえます。気になる部分はファンデーションも重ねます。その上から、スプレータイプの日焼け止めをかけます。以上、これだけ。
ただし、スプレータイプは他のタイプに比べて、日焼け止めの効果が弱いことが多く、かつ塗りムラができてしまうことが難点です。ですので、こまめに塗り直すことと、スプレーした後に手でなじませることも心がけたいですね。
まとめ
- 日焼け止めは、化粧下地の前に塗ります。それぞれの商品が推奨する適量をしっかり塗ること。ベタつきが気になる人は、化粧水?美容液を塗った後に、十分に時間を空けてから日焼け止めを塗ってみて。
- 日焼け対策という意味では、日焼け止めもこまめに塗り直すことが重要です。できればベースメイクを落として、化粧水で肌を整えるところから日焼け止めを塗り直し、化粧下地、ファンデーションとお化粧直しをしたいところ。
そんなの面倒…、いやそんなに時間が取れないよ、という人はスプレータイプの日焼け止めを使ってみて。ただ、効果が限定的ですから、こまめに塗り直したり、塗りムラに注意しましょうね。
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