これから大型連休や、夏場のオンシーズンにむけての行楽がキャンプという方はたくさんおられるでしょうね。家族や友達を誘って出かけ、本格的なバーベキュー機材で凝った料理を作ったり。テントやタープも多人数用の大きなものを使って、団欒を過ごすのは楽しいものですね。
ですが時にはさまざまなしがらみから離れて、一人で静かに自由気ままに過ごしたいと思うことはありませんか。食事も本格的なものを用意する必要はありません、誰にはばかる事のない気楽な時間を過ごしてみませんか。
でしたらソロキャンプに出かけてみるのはどうでしょう? 大げさな準備は必要なしでとにかく簡単にズボラに過ごしてみたいと思いませんか。
ソロキャンプまずは準備から
単独行と呼ばれる一人登山や、何日にも及ぶ縦走登山のような本格的なものであれば、入念な準備がなければ命にかかわります。ですがここで書くのは、あくまで一人で気楽に過ごすズボラなソロキャンプです。準備は必要最低限のもので十分、自動車での移動を前提としていますのでテントすら必要ありません。
準備するもの一覧
1.バックパック
2.着替え
3.チェア(座り心地のよいものを選びます)
4.カップ
5.コッヘル(一人用鍋セット 大・中・小サイズだと便利)
6.登山用カトラリー(お箸やフォークなど)
7.テーブル(携帯型)
8.シングルバーナーとガスランタン、カートリッジ3缶
9.寝袋
10.ヘッドライト
バックパックは60Lぐらいのものを選びます、車内泊が前提ですので荷物入れです。それから食材、焚き火用の薪と着火剤ぐらいでしょうか。他にはのんびり過ごすための機材、私はポータブルDVDプレイヤーを持っていきます。夜中に焚き火をしながら、適当に映画を観たり音楽をかけたりして過ごします。
焚き火も春先や秋の寒暖差のある時期に使うので、必需品というわけではありません。ですが火をかけておけば、料理や湯を沸かすのに使えるのと夜中に焚き火していると雰囲気が出るので、あれば便利かと思います。寝る時は自動車の後部座席にスペースを作って寝袋で、私は焚き火をするので小型のタープを張って寝袋、面倒ならマットを敷いて寝袋です。
あとは設営場所ですが個人的には河原、それも山奥の小川に陣取ります。私の住んでいる地域は山が近いものですから、自動車を少し走らせればすぐに見つかります、田舎暮らしの良いところです。
都市部から出かけるのでしたら、キャンプ場のさらに奥まった場所はどうでしょうか。水場があれば特に不自由しませんし、キャンプ場で幕営料を払うのも面倒です。準備が整ったらソロキャンプに出かけましょう、静かで気楽なひとときが待っています。
ソロキャンプの料理は簡単なもので
せっかくのソロキャンプです、とにかく気楽に過ごしたいものですね。手の込んだ料理は機材が必要になるので、気楽にズボラに過ごすために夕食は簡単に作れるものが一番です。ですが夜食は少し準備をして作りましょう、一人だけの場所と時間をのんびりと過ごすためには必要なのです。
私がソロキャンプに出かけた時に、作る料理を一例として挙げておきますね。レシピというほど大げさなものではありません、焚き火とシングルバーナーを併用して作るものです。
スープパスタとホイル焼き(夕飯)
スープパスタとしましたが何でもかまいません、麺類だと料理の手間も後片付けも省けて楽だなと思うので作るだけです。
次にホイル焼きですが、私はソーセージとじゃがいもを蒸し焼きにします。塩こしょうやマヨネーズで食べます。ホイル焼きなので中身は何でもかまいません、焼けたらその辺の枝木でかき出します。夕飯は簡単なものにしました、ですが夜食は少しだけ準備して作ります。
ソロキャンプの醍醐味は、一人で気ままに過ごせることです。それは夜中、焚き火の前にいる時に感じられるものです。その時間を雰囲気よく過ごせるよう、夜食には少しだけ手の込んだものを作ります。
挽きたてコーヒー
少しだけ手の込んだものを夜食にしますと書きましたが、私の場合それはコーヒーです。出かけにコーヒーショップで豆を挽いてもらい、夜中に焚き火で小川のきれいな水でお湯を沸かしてコーヒーを淹れます。軽く何か食べるのですが、私はホットドックが手軽ですね。コーヒー片手に軽食を食べながら、焚き火にあたって映画を観るのが格別です。
夜食にはアクセントとなるようなものを、少し手の込んだものを用意することでリラックスできるのがソロキャンプの楽しさの一つです。最後に、私がソロキャンプの食事で気をつけるのは、簡単に作れる料理であることとゴミを可能なかぎり出さないようにすることです。
本当のところコンビニ弁当とカップ麺でも全く問題ないのですが、風情がありませんしゴミが出ます、しかも朝までとなると大きいゴミ袋が必要になります。ですが麺類とホイル焼きでしたら、ゴミは麺類の袋とアルミホイルだけです。コンビニ袋で十分片付けられます、それこそ帰り道にコンビニで飲み物でも買ったついでに捨ててしまえる程度の量にするよう心がけています。
まとめ
1.ソロキャンプは簡単なものなら、大した準備は必要ないので気楽に行える。
2.夕食は簡単にゴミは少なくする、夜食は少し手の込んだもので雰囲気を楽しむ。
ソロキャンプの準備をして、自動車で少しだけ遠出して一人の気楽さを満喫する。この記事がその一助になれば幸いです。