お孫さんや甥っ子姪っ子が生まれて初めて迎える節句が初節句です。
とてもおめでたいことなので、ぜひお祝いしてあげたいですね。お祝い金もご祝儀袋も用意したけど、これの表書き何て書くんだろう?と疑問に思ってる方へ、初節句のお祝い金の表書きを書き方の例を挙げてご紹介します。
外袋の書き方は?
外袋には上書きと自分(贈り主)の名前を書きます。蝶結びの上のスペース、ここが上書きになります。結婚式なら寿とか祝御結婚とか書くところですね。蝶結びの下に贈り主の名前を書きます。
上書きに初節句の場合は「御祝」か「初節句御祝」と書きます。これは男の子でも女の子でも使える上書きです。
男の子と女の子で区別する初節句の上書きもあります。女の子の桃の節句なら「初雛御祝(はつひなおいわい)」、「祝御初雛」、男の子の端午の節句なら「初幟御祝(はつのぼりおいわい)」、「祝御初幟」と書くことができます。
内袋の書き方は?
内袋の表面には中央に縦書き漢数字で金額を書きます。なお、4と9はそれぞれ死と苦にかかり縁起が悪いので使いません。6も縁起がよくないとされあまり使われません。
使うのは壱、弐、参、伍、七、八、拾、阡、萬、圓です。
一、二、三、十などを使わないのは線を書き足して改ざんされたりするからですね。3万円包むときは「金参萬圓」と書きます。「金拾萬圓也」のように「也」が最後についてるのをよく見ますが、「也」は10万円を超えるときだけ書くと言う方もいます。内袋の裏面には左端にフルネームで名前を書きます。
書き方はわかったけど、油性ペンでいい?
できれば濃い墨が良いです。筆ペンがあればそれで書きます。受け取った方が読めない可能性もあるので楷書で書きます。
筆ペンがどうしても無い場合、なるべく太いペンで書いた方が見栄えがします。なんにせよ灰色は縁起が悪すぎるので、黒色で書くのは絶対です。
まとめ
初節句のお祝い金を包む祝儀袋の上書きは以上の書き方になります。祝儀袋を買うと一緒に上書きを書くための短冊が何枚か入っているので失敗を恐れずに書けますね。お祝い金を入れる向きは金参萬圓と書いてあるほうが福沢諭吉さんの顔が来る向きです。
上書きを書くときは字を上手く書けるかな?と心配してしまいますが、もらう側は初節句のお祝い金を用意して、上書きを丁寧に書いてくれたことが嬉しいものですから、心を込めて書けば問題はありません。
書かなくてもわかるだろ、とつい白紙でお金だけ入れてしまいがちですが、ご祝儀袋もたくさんの種類がある中から選んだものですから、「これ誰からのだっけ?」と思われるのは寂しいものです。ぜひ上書きを書いた初節句の祝儀袋をもってお祝いをしたいですね。
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