五月病

五月病っぽい症状が子供に現れた!でもソレうつ病かもしれませんよ?

もうすぐ新学期です、お子さんの入園入学準備が忙しい時期ですね。これから新しい環境で過ごすことになり、親として心配事が増えることになりますね。

私の息子は来年に幼稚園ですが、すでに入園書類や補助金申請など諸手続きに追われています。さらにこの春には2人目も生まれるので、多事多端という言葉の意味を噛みしめているところです。

ところで五月病とはよく聞く言葉ですが、ここ数年は子供にも起こること。一時的なものだと思っていた子供の五月病が、実はうつ病であったという話をご存知でしょうか?

ご両親からすれば縁起でもない話ですが、転ばぬ先の杖といいます。前もって知っておけば、大事に至らずに済むかもしれません。他人事とは思えない事柄ですので調べてみました。

五月病とうつ病の共通点は?

そもそもどうして五月病からうつ病になるのか、なぜ症状が深化してしまったのか。
親からすれば真っ先に疑問に思うことですね、結論から先に言いますと両方の症状は似ている部分が多く、子供の変調を親がすぐに気付けないことです。

では五月病とうつ病の共通点ですが、以下のような事柄が挙げられます。

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  • 好きなことへの興味が極端に減る、やる気がないと言う。
  • 朝起きられない、食欲が出ない。
  • 情緒が不安定になり感情の起伏が激しくなったり、逆に表情が乏しくなる。

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寝起きが悪くなる、やる気がなくなる、気持ちが落ち込んだ様子などこれらは一般的に知られている五月病の症状です。休み明けの子供がこういったことを言ったとしても、親からすれば入園入学後の緊張があって休み明けに疲れがでたんだなと思うでしょう。五月病だなと思わず、念のために子供と話し合うことが大事でしょう。

「ひょっとしたら?」という意識で子供の様子を確認してみましょう、良くないことは早く発見するのが一番です。この春に2人目の子供が生まれるのですが、もうすぐ3歳になる息子はなぜか元気がありませんでした。どうやら母親が出産で家を留守にする、それを息子なりに理解して寂しいのを我慢していたようです。

些細なことであっても、親が子供の様子を意識するのが大切ですね。

うつ病になってしまう子供とは?

五月病と思っていたらうつ病になっていた、どうしてうちの子がと驚く事でしょう。
うつ病になってしまう子供の傾向とは、調べてみると大人とよく似ているようです。

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  • 真面目で責任感が強い。
  • おとなしくて感情を表現するのが苦手。

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うつ病になる人とは上記のような性格であると言われています、さらにストレスや緊張による疲労も原因となります。大人ならともかく、子供が「ストレスや疲労でうつ病」なんてにわかには信じがたいことです。

考えられるのは入園入学による生活環境の変化によるもの、次に新しい人間関係による緊張です。これまでいつも一緒だった母親と離れての生活、幼稚園や学校の初対面の先生や同級生、年長の子供とも接していくことになります。

その新しい生活環境と真面目に向き合いながら、おとなしいがゆえに新しい友達をうまく作れないという、子供の持って生まれた性格と新しい環境の変化によるストレスと疲労。それらが悪い方向に作用してしまい五月病からうつ病へと症状が深化するのです。

3歳の息子について前述しましたが、何かいたずらをして叱られると、しばらくして「父ちゃん、もう怒ってない?」と話しかけてきます。今回の記事について調べていて、息子なりに気を遣っているのだと感じました。ですが同時に、普段から周囲に対してこれだけ気を遣っているのかと心配になりました。大人が思っているよりも、子供は色々な心配りをしているようです。

うつ病は早期発見と早期治療で回復に向かいます、時期的に五月病と見間違うこともあるでしょうが、少しでも気がかりなことがあれば医師に相談しましょう。

子供がうつ病になったら?両親は何に注意する?

もし子供がうつ病なのかもと感じたら、両親は何に注意していけばよいのでしょうか。基本的で最も大事なことは「励まさないこと」です、これはうつ病の大人にもあてはまることですが、うつ病のおそれがある子供はすでに十分頑張っています。

これ以上は頑張れないところまで来たから、心が消耗して様々な症状が出るのです。まず、「頑張れ」「元気出せ」という声かけは避けましょう。むしろ「気にしなくていいよ」や「ちょっと休もうね」など、親がついているから安心しなさいといった声かけをすることが子供の心を安定させます。

うつ病の感覚やその時の心境というものは、患った者にしか実感できません。私は過労によりうつ病になったので、言葉や文章では表現できない感覚はわかります。

頑張れと言うが、もう頑張ったんだ。元気を出せと言うが、どうやって元気を出せば良いんだ。何も楽しいと思えない、そもそも楽しいという感覚を思い出せない。あえて書き出してみると上記のようなものになります、当たり前の感覚すぎてそれを失うということを、どう説明すればよいか大変むずかしい症状なのです。

まずは安静にさせて話し合う、ひょっとしてと感じたなら医師に相談する。
シンプルですがこれが一番の対処法です。

まとめ

1.五月病だと思っていたらうつ病かもしれない、「ひょっとして」の気持ちで。

2.うつ病について正確な知識を持つこと、早期発見と早期治療につなげること。

3.判断に迷ったらまずは安静にさせること、それから医師に相談すること。

子供の新しい世界への門出です、親が気を配って子供のこれからを楽しく幸せなものにしたいですね。

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