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バーベキューでの着火剤の事故に注意!注意点や使い方を解説します!

バーベキューでグルメパーティ

バーベキューをしたくなる季節ですね。炭火で焼くお肉や魚、野菜は普段とは違う美味しさで、外で食べる開放感もあって最高の食事です。家族やグループみんなで楽しむバーベキューは一夏の思い出にぴったりのアウトドアごはんです。

バーベキューのスタート地点は火を起こすことです。現代では、着火剤といった便利に火起こしをできるアイテムもあり、時間をかけず簡単に火起こしができるようになってきました。すぐに簡単に火起こしをできる着火剤には危険が潜んでいるのをご存知でしょうか。

今回は、この夏バーベキューをする方に向けて、火起こしの際の着火剤の事故の危険性や使用上の注意点をご紹介します。事故なく安全にバーベキューを楽しみましょう。

火起こしに便利な着火剤に潜む危険

チャッカマンで炭火に火起こし

私が子どもの頃から実家では、天気の良い日は父手作りのウッドデッキでバーベキューを楽しんでいました。火起こしは父の役目で、私も手伝うこともありました。アウトドアの得意な父でしたが、うちわで扇いで空気を加えて火をつけるのでなかなか火が起きない時もありました。

着火剤のような便利なアイテムはなかったので、苦労して火が起きることもバーベキューの楽しさの一つでした。今では普及した着火剤は便利な反面、引火のしやすさなどから危険が潜んでいます。実際の事故からまず見てみましょう。

実際にあった着火剤による事故

実際にあった多くの事故は、着火剤が飛び散って顔などをやけどした事故です。バーベキューの火起こしの際に起きることがほとんどですので注意が必要です。

着火剤を入れた人ではなく、近くにいた人が怪我をしてしまう場合も多いので、使用する本人だけでなく、バーベキューに参加する全ての人が着火剤の危険性を理解するようにしましょう。

着火剤の種類

燃え盛る炎

着火剤にはいくつかの種類があります。ブロックタイプの着火剤は火を起こしやすいだけでなく、危険が少ないのが特徴です。ジェル状固形パックタイプのものは必要な個数を使うことができ、うちわであおぐなどして簡単に火を起こすことができます。

着火剤事故が起きやすいのが、ジェル状チューブタイプの着火剤です。着火剤に慣れていないほど量の調整が難しく、足りない分継ぎ足すことが簡単できてしまうので、それが原因となってしまいます。

着火剤で事故が起きてしまう原因

着火剤をつけてすぐは火が見えにくい

着火剤を使用した時によくあるのが、火がついているかわかりにくいということです。目に見える炎がすぐに出ないので、着火剤が足りないと思いがちです。実際には色の薄い炎が出ていて、近くに燃えるものをかざすと火がついていると確認できます。

着火剤が足りないと思ってつぎ足すと

炎が見えないと着火剤を足りないと判断しつぎ足そうとしてしまいます。つぎ足しが事故の原因のほとんどですのでしないようにしましょう。つぎ足した着火剤に引火し、ジェルが飛び散ったり、炎があがったりととても危険です。

着火剤事故を防ぐための注意点

着火剤の継ぎ足しはダメ、ゼッタイ

着火剤に潜む火事の危険性

着火剤事故を防ぐために一番大切なことはつぎ足しを絶対にしないということです。ガソリンなどの液体は爆発しませんが、ジェル状になると引火しやすい特性を持ちます。着火剤を使って様子を見てから火がついていない時でもつぎ足しは危険です。

見えない炎が出ている可能性が高いので、つぎ足しがどうしても必要な場合でもジェルタイプのものは避けましょう。

使った着火剤のふたは開けっ放しにしない

使った後の着火剤のふたはしっかり締めましょう。引火しやすいので、使った後も油断せず事故の可能性を減らしましょう。

使用する時は周りを確認する・近づかない

楽しい家族パーティにするために細心の注意を

着火剤を使用する時はまず周りを確認しましょう。バーベキューとなれば、ついコンロの周りに人が集まってしまいます。楽しくわいわいバーベキューや会話を楽しんでいる中でも、安全に楽しむためにも火が安定するまでは離れてもらいましょう。

また自分が周りにいる場合は、火を起こす場所にむやみに近づかないようにしましょう。近くにいた人が事故に合う可能性が高いので、子連れの方は子どもへの注意も切らさないようにしましょう。

早く火をつけたいと焦らない

着火剤は素早く火起こしができて便利ですが、バーベキューの時はゆっくり火起こしなどをしてもいいのではないでしょうか。早くつけたいと思うことで、つぎ足しなども起きるので、焦らずに火起こしの時間も楽しむくらいの余裕を持ってバーベキューを楽しみましょう。

着火剤なしでバーベキューの火起こしをしよう

超高温の炭火

着火剤がなくても身近なアイテムで火起こしをしやすくすることができます。ほとんどの方が持っている割り箸やダンボール、新聞紙が活用でき、落ちている枝も火起こしに使うことができます。

燃えやすいものにつけた火を炭に移すことで火が起きるので、新聞紙などで火力アップして空気を送ることで着火剤なしでも大丈夫です。

着火剤の危険性が気になったり、じっくり火起こしをするアウトドアを楽しみたいと思ったりなどで着火剤を使うか考えるのも手ですね。どちらの場合でも火は危険なことに変わりはないので十分注意しましょう。

事故のない楽しいバーベキューにしよう

バーベキューの火起こしに便利な着火剤ですが、使い方を間違えてしまうと事故が発生してしまいます。自分だけでなく、周りの人を巻き込む事故にもなるので、その場にいる全員で危険性を共有しましょう。バーベキューで正しく着火剤を使って、事故なく安全なバーベキューを楽しみましょう。

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