梅雨

梅雨になると気分が晴れないのはなぜ?原因を知って対策しよう!

梅雨の時期になると体調を崩したり、落ち込んだり、だるくなったりと不調を起こしやすいですよね。どんよりした雨空とジメジメした空気に、なんだか元気やエネルギーも包まれてしまうような重苦しい感じで気分も晴れない感じです。私は長く患っている躁うつ病が毎年梅雨になると急激に悪化するので、本当に気が気でなくなります汗。

病気の診断がなくてもとにかく辛いこの時期。気持ちの問題なんじゃないかとなかなか理解してもらいにくいことも多く、自分でも季節性のものだからひたすらに辛抱するなんて方もいるかと思いますが、辛さの原因を知り必要な対策をして今年こそは少しでも楽に過ごしませんか?私も対策と改善に努めたいので、詳しく調べました。

梅雨の体調不良はなぜ?梅雨の気候と体調の関係を知ろう!

そもそもなぜ梅雨になると体調が優れないのでしょうか?
調べてみると、ちゃんと原因がありました。

低気圧による体への影響

人には自律神経として、体を興奮させる交感神経と体をリラックスさせる副交感神経があります。それらが常にバランスを取り合っているのですが、低気圧になると副交感神経が優位になり、だるいと感じたり疲れやすくなります。

つまりリラックスモードになるので、体が活動的でなくなり、何かをするのが億劫になってしまうんですね。自律神経のバランスが取れないことで不調を起こしてしまうというわけです。

また、低気圧によって血圧も少し低下します。それにより血管やリンパの流れが悪くなり、体がこわばることで頭痛や肩こりなどの体調不良を起こしてしまうんです。疲労や倦怠感、むくみも生じます。

さらに、耳の奥の内耳にあるセンサーが気圧の変化に反応してめまいや頭痛、吐き気を起こします。その他にも、低気圧は炎症物質であるヒスタミンを多く分泌させて、関節の痛みを起こしたりアレルギーを悪化させたりします。

湿度や温度差による体への影響

梅雨の時期は湿度が高く、体の水分が排出されにくくなることでむくんだり体が重くなったりします。

そして新陳代謝が下がることによりだるさや食欲不振、頭痛など体調不良にも繋がり、体の老廃物がたまることで、疲労回復を滞らせてしまうんですね。また、温度差による体への負荷で体調を崩してしまいます。

日照時間が短いことによる体への影響

雨や曇りの日が続き日照時間が短いことで、心の安定ややる気につながるセロトニンの生成が鈍ってしまい、気持ちが滅入ったり、何もしたくないというような気持ちに繋がってしまいます。

セロトニンは、睡眠に関わるメラトニンという物質に必要なのですが、生成が鈍くなると睡眠にも影響が出てしまい不眠や日中も眠いというような症状が出てしまうんですよ。

簡単な説明ですが、少なくとも梅雨の気候はこれだけ体に及ぼす影響があり、体調不良を招いてしまうということがわかりました。梅雨独特の気候から体が受ける影響があるということなので、気持ちの持ちようということだけではないということですね。

では、どんな対策が効果的なのでしょうか?

梅雨の体調不良をスッキリ楽にする方法

梅雨の時期の気候と体調の関係がわかったところで、それを踏まえた対策をご紹介します!

規則正しい生活とメリハリで気分スッキリ

自律神経が関わるこの梅雨時の不調には、そのバランスを整えてあげることが改善にとって大事です。

疲れがたまりやすくダラダラと過ごしがちな時期ですが、朝はしっかり起き太陽の光を浴びて体を目覚めさせる、朝食をとり体のスイッチをオンにする(三食しっかりとる・バランスの良い食事をとる)、決まった時間に就寝・起床するなど、切り替えを大事に日々規則正しく生活することでリズムを作り、体調や心の安定に繋げていきましょう。

体内の老廃物を排出してスッキリ

血管やリンパの流れが悪くなること、新陳代謝が下がってしまうことが不調に繋がっていることから、体のめぐりをよくしてあげることが大事です。

ストレッチやマッサージ、軽いウォーキングなどの適度な運動、ゆっくりお風呂に入る、生姜など発汗を促す食材をとるなどが効果的です。雨が多いと運動不足になりやすいですし、オフィスに座りっぱなしの時間が多いという方も特に体がこわばりやすくなると思うので、積極的に取り入れていただきたいところです。

セロトニンを作る助けをする

日照時間が短く、セロトニンが生成されにくいことが不調にも繋がっているので、そこをリカバリーしてあげることが大事です。

食事面では、大豆や乳製品などに含まれるトリプトファンと炭水化物やビタミンB6を含む食材をとるようにするとよいです。バランスよく食事すればこれらは摂取できるので、過剰摂取よりもそちらを意識してくださいね。

行動面では、太陽の光を浴びる、適度な運動、よく笑ってよくしゃべるなどが効果的です。ストレスをためない生活を意識して過ごしてください。

また、温度差に対する注意としては、羽織るものやタオルケットを用意したり、脱ぎ着しやすく温度によって調節しやすい服装を心がけるなどして対応してくださいね。少しずつできることを取り入れてみてください。

無理をせずマイペースに乗り切ろう

梅雨の時期だけの体調不良とはいえ、その時期はもうしんどくてたまらないですよね。気持ちの問題だからとは言わず、自分自身の体調に合わせて、しっかり改善策に努めて少しでも楽に過ごしてください。

無理しすぎることなく、できることを少しずつ取り入れながら梅雨の時期を乗り切っていきましょう!

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