雨用のシューズカバーは色やデザインも色々とあって、簡易型の長靴みたいで、1つあると便利ですよね。それに、お洒落で可愛いものも多いから、雨の日が逆に楽しみになるアイテムだと言えます。
でも、スーツやビジネスカジュアルで働く社会人にとっては、使いたくとも使えないアイテムでもあります。可愛いい、お洒落なデザインでも、ビジネスの場面ではちょっと非常識だとも思われかねません。
そんなビジネスの現場で、少しでも雨の日を快適に過ごして頂く方法をご提案したいと思います。
長靴やシューズカバーは使いたくとも使えない
スーツやビジネスカジュアルで働かなければならない職種というのは、たいてい、オフィス街に職場を構えていることが多いようです。そのような地域では、いつ、どこで、取引先の会社の上司や、大切な顧客と会ってもおかしくありません。
そんな環境の中、仮に雨が降っているからとシューズカバーや長靴を履いているところを見られてしまえば、その職業によっては、職務に対する意識を疑われたとしても仕方がありません。
そのように相手に思われることは、会社のブランドやイメージを損なってしまう恐れにもなり得ます。だから、スーツで働く人達の多くは、雨の日でも雪の日でも男女問わずビジネス用の靴を履いて会社を往復する必要があります。
雨用の靴を用意する
どんなに傘をさして用心して歩いても、防水スプレーなどを使っても、雨の日に靴が濡れてしまうのを避けることは不可能です。
雨が強く降るときには、靴の中まで濡れてしまうことも少なくありません。仕方ないな、と濡れた靴で不快な思いをしながらも、仕事に励む人も多いことでしょう。
それがたまの雨の日であれば、仕方ないで済ませることもできます。でも、梅雨の時期にはそうはいきません。毎日降り続く雨に、濡れた靴は、仕事に対するモチベーションすら下げてしまいかねません。
職場で室内靴に履き替える人もいるでしょう。でも帰りに晴れている時でも、その濡れた靴をはいて帰らなければなりません。そんな時にとても便利なのが、雨用ビジネスシューズを購入することです。
雨用の靴とビニール袋を常に梅雨の時期は持ち歩くことで、いつでも、状況に応じて履き替えることができるのです。
雨用ビジネスシューズを選ぶ
たいていのビジネスシューズは本革か合成皮でできています。そのどちらも、いかに防水加工がしてあるとしても、所詮は皮ですから、水に弱いものです。
水に濡れてしまった皮は、劣化を早め、時にはいやなにおいの原因ともなってしまいます。雨用ビジネスシューズはデザインやブランドよりも、一時的な消耗品としての機能性や価格を重視して選びます。
要は、長靴やシューズカバーのビジネスシューズ版と考えてみて下さい。見た目には、ビジネスの現場でも非常識とならないフォーマルなもので濡れたり、汚れたりしても構わないと思えるものをあえて選びます。
料金としては3,000円以内のものが妥当ではないでしょうか?ただ、ファッションにこだわりの強い人は、その安価な商品の中からでも自分のスタイルとして、許せるものを選べばいいわけです。
アマゾンや楽天に出ている雨用ビジネスシューズの中には1,000円以下のものもあります。見た目にも2万、3万するブランドもののビジネスシューズとぱっと見には区別がつきません。まあ、近くで見ればもちろん雲泥の差はあるでしょうが。
雨の日の行き帰りに濡れるために履くだけなので、いつでも捨ててしまっても惜しくないものが理想的なのです。それよりも、雨の日以外に履く靴に費用と、堅信なる思い入れを込めればいいのです。
ビニール袋を用意する
ビニール袋は、レジ袋でも好きなブランドの買い物袋でも何でもいいと思います。ただ、破れていないことを確認して下さい。これは、濡れた靴を包むためにも使います。
普段使っているビジネスバッグにビニールに入れた雨用靴は入るでしょうか?入らなければ、防水効果の高いセカンドバックがオンラインでも1,000円~2,000円程度で購入できますし、100均でしたら、おそらく300円~500円で購入できるでしょう。
これで、スタイリッシュで能力の高いビジネスマン、ビジネスウーマンでも梅雨の時期は快適に安心して仕事に励むことができるようになります。
雨用のミニタオルや換えの靴下、ストッキング、折りたたみ傘等も一緒に入れておくのです。この準備をしておくだけで、どれだけ梅雨のあの不快な生ぬるい足元から解放され、心地よい時間を過ごすことができるでしょうか。
めんどくさいと思われる方もいらっしゃるでしょうが、1度騙されたと思ってやってみることをおススメします。足元を快適にさせることは仕事の能率にも大きく関係してくるのです。
その都度、靴を履き替える
朝、家を出る前に雨が降っていたとします。その時はビニール袋には本命靴を入れて、雨用靴を履いて出勤します。会社についた時には、靴下、ストッキングを履き替えて、本命靴または、室内靴に履き替えてお風呂上りのように新鮮な気持ちになれます。
雨の中、徒歩で行ける得意先に挨拶に行くとします。道中は雨用靴を履いていきます。得意先の会社についたら、1番にお手洗いに行きます。そして靴を本命に履き替えて、できるビジネスマンの印象を崩さずに済みます。
私の場合は、梅雨の時期だけでなく、1年を通して雨の心配があるときは、雨用靴とビニール袋をバックに入れて置きます。雨のひどい時はビニール袋を2、3枚入れて置くと、大事なものを包んでおいたり、濡れたものを収納しておいたりと便利です。
まとめ
本当に、雨の日は何かと煩わしく、中まで濡れてしまった靴ほど不快なものはありません。また、せっかくスーツに合わせて選んだお気に入りの靴も、濡れてしまっては台無しです。
ビジネスの場面では、人の顔を見るよりも、靴を先に見る人も多いといいます。履いている靴にその人の仕事のセンスがうかがえるとも言われているからです。
肝心な場所では、すっきりときれいな靴で仕事に臨み、行きかえりの雨の道は、代用の雨用靴で上手に使い分けて快適なビジネスライフを送っていきましょう。いやな梅雨の時期でも、ビニール袋と雨用靴は、がんばるあなたを心強く応援してくれるアイテムとなるでしょう。