あなたは、「ご祝儀貧乏」になっていませんか? 中学、高校、大学時代の友人たちが、次々とめでたい結婚式を華々しく挙げていく中で、ひとり、事情があったり、適齢期に仕事に専念していた、そして、家庭の問題などで、いわゆる「嫁き遅れ」になっていませんか?
6月はジューンブライドの季節。何かと結婚式のお呼ばれの機会が男女ともに増える季節です。結婚式の招待状が届いて、「ああまたか。もう他人のお祝いの添え物になるのはお腹いっぱい!」とイライラしたり、脱力したりしますよね。
そんな気持ちにサヨナラするために、この記事では、30代半ばの「もう飽き飽き!万年ご祝儀貧乏」な貴女が、結婚式の出席者になる場合を想定して、いかにして「添え物になるだけではなく、自分自身が結婚式の”華(花)”そのものになるか?
さらに、「そんなことあるわけない!結婚式で出会いがあるなんていうのは都市伝説!」と割り切って、白けて結婚式に出席者として参加してしまう貴女を、「結婚式での良い出会いに結び付くように前向きな気持ちで参加できる服装とは?」を徹底解説していきます!
結婚式に出席者として参加する場合の女性の服装の基本的なマナーとは?
何を隠そう、私自身が、30代半ばで嫁き遅れています。適齢期に婚約者は居ましたが、ある事情で結婚か仕事かの二択を迫られ、結局仕事を取った、というのが実情です。
人によっては、またある親御さんによっては、それを、ネガティブに捉える傾向もあります。実は、そのような30代の未婚女性は多いのではないでしょうか。特に、中堅以上の企業に勤める女性で、役が付いている方などは、そうそう簡単にはお相手は見つかりませんよね。
しかし、どのような事情があろうとも、仕事を取ってあのときは正解だったと思いますし、これからも、学生時代の友人の結婚式に出席者として参加する場合、それが良い出会いの場となればいいな、と思います。
話頭を転じます。本題の、「結婚式に出席者として参加する女性の服装の基本的なマナー」は、この記事の読者である30代独身女性の貴女なら、よくご存じかと思います。
簡単にざっと例を挙げると以下のようなものがありますね。
- 「白い服装は、花嫁のウェディングドレスと被るので、失礼にあたり、マナー違反」
- 「露出の多すぎる服装はNGだけれど、肩に美しいケープを羽織ってさりげなく隠せばOK」
- 「つま先の開いたハイヒールを履かない」
以降は、このような、「花嫁の邪魔をする無粋な服装をして、出席者として結婚式に参加しない」という基本を踏まえつつ、
いかにして、「自分らしい、華あるいでたちで、花嫁から出すぎず引きすぎず、さりげなく目立つか?そして、職場結婚をする学友の、男性出席者の目に留まるための服装をするか? 」に焦点を当てて、洋装、和装別に解説していきます。
オリジナリティあふれる結婚式の出席者の女性としての服装アレンジあれこれ
~洋装編~
まずは、洋装の場合です。
金銭的に余裕の無い20代や、若いうちは、アクセサリー込みで、2万円を出ない、もっと言えば、1万円台で1週間ほどレンタルできる、お手軽なレンタルドレスで済ます人も昨今は多いでしょう。
しかし、貴方はもう30代半ばで、企業内でも重要なポジションを占めています。金銭的にも貯金が出来、ある意味で、使いどころに困るくらいの女性も多いかもしれません。
だからこそ、しぶしぶ参加の結婚式の出席者として、無難な黒いワンピースの袖付きの、ひざ丈の、ブランドで言えば「買ってもアクセサリー込みで4万円を出ない、”ドレスブラックのブラックドレス” 」を着て、結婚式に出席者としてぽつんと一人座るのはもうやめましょう!
30代半ばになると、女性は、首元から鎖骨にかけての「デコルテ」という部分に肉づきが良くなり、皇室での正装にも使われる、「ローブ・デコルテ」が似合うようになります。
ぜひ、胸元を大胆にカットされた、デコルテを強調した、セクシーなドレスにチャレンジしましょう!
ブランドで言えば、皇室御用達で有名な「ローブデコルテ」も、手の届かない何百万円のドレスというイメージから、ネットショップが発達した昨今では、5~10万円で、ネットショップで入手できます。
30代半ば~40代の「オトナの女性向けのデザイン、色、パターン」が目白押しなので、是非お勧めのブランドです。
色は、深紅、ロイヤルブルー、深紫、健康的なオレンジなど、各種揃っていますが、象徴的なのはやはり「デコルテ」の部分が大きく開いていることですね。
ここには、30代半ばの女性として自信を持ちましょう!色に関して言えば、昨今では、「パーソナルカラー診断」が流行していますね。
自分には、ピンクなどの春色が似合うのか? それとも、爽やかな水色などの夏色?もしくは、柿色などの秋色か?
パーソナルカラー診断は、スキルの売買サイトや、パーソナルカラー診断士の集まるウェブサイトなどで、最低3,000円~上限は10万円くらいで、質の良い診断を受けることができるので、色に迷ったら、そういったサービスを購入することもひとつの手ですね。
是非、パーソナルカラー診断をしてもらい、自分に似合った色で、デコルテを強調して、さりげなく、結婚式に同じく出席している男性陣の目を釘付けにしましょう!
~和装編~
和装では、優美な訪問着で決まり!です。
着物は、奥が深いので、成人式に振袖を着たくらいの経験しか無い女性にとっては、あまり親しみの無い服装かもしれません。けれど、「上手に着物を着こなせる知性も華もある美しい女性」を演出するなら、是非ともゲットしておきたいスキル、知識です。
大きく分けて、着物には、若い独身女性専用の派手な振袖、どこに着て出ても恥ずかしくない柄展開も沢山ある訪問着、そして、冠婚葬祭につきものの、家紋入り黒留め袖、に分かれます。
この記事では、結婚式に出席者として参加する女性が身にまとって、美しく知性的に引き立ち、そして男性陣からも注目されるように、「訪問着をチョイス、そしてその柄と色の選び方」に少しだけ触れておきます。
訪問着や振袖、留袖とは、文字通り、袖の長さの区別です。振袖が袖がひざ下まで来る場合もあるほど長いのに対して、留袖は、袖の長さが、訪問着の最長の長さの約85cm(二尺三寸)よりかなり短いです。いずれも、「着物のTPO」に合わせて、着用します。
季節別、シーン別、もっと言うと、時間帯別に、着物の柄と、帯の色、帯締めの色は変わってきますが、ここら辺りの知識は、通りいっぺんのインターネットの知識は信用せず、茶道のお稽古を本格的に習って、自分で着物を着られるくらいにならなければなりません。茶道においては、どんな教室か、どんな師匠につくか、で、その後の着物道が変わってくるので、自分に合った師匠を見つけましょう。
ここでは、花嫁の邪魔をする白地は避け、身分の高い高貴な色、紫も避け、赤もしくは緑地色の訪問着をチョイスし、柄は白ではなくて、赤や黄色のめでたい鶴の柄が入った、上品かつ大胆な訪問着に、シンプルな色味(茶色など)の、地味な帯と、宝石(緑色のめのうなど)入りの帯締めを選ぶことをお勧めしておきます。
楽しんで、勉強しながら、訪問着選びをしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。あなたはもう、「単なる嫁き遅れの負け犬女性」ではありません!
基本に忠実に、自分流のアレンジを加えた、自分に似合った結婚式の出席者の女性としての装いをすることで、あなたも、そしてあなたこそが、結婚式の主役になれるのです。花嫁から1歩だけ下がって、自分も主役になりましょう!
貴女は決して、花嫁の単なる引き立て役ではありません。
貴女ご自身が、花嫁のめでたい場に、「自分自身がプレゼント」として、そこに居るわけです。自分らしく、結婚式の出席者の女性として装うことで、男性陣もとても喜ぶでしょう。
そこで出会いがある可能性は、もう「都市伝説」ではありません。 貴女自身が、「色んな色のプレゼントBOXになれる!」のです。
ぜひ、「ご祝儀貧乏な負け犬女」と自分を卑下せずに、結婚式の招待状は、自分の可能性への招待状だと思って、前向きにとらえ、似合う服装で、意気揚々と参加しましょう!