大切な傘や贈り物の傘、大切に使っていても撥水機能はどうしても落ちてしまいます。
雨の日に傘の内側まで雨がしみ込んできている…。そんな経験をしたことがあるのではないでしょうか。それは「交換時期」が近づいているのではなく「撥水機能低下」のサインです。
ではどうすれば撥水力を回復させ、快適に傘が使えるのか。3つの方法を紹介します!
まずは自分の傘の素材を把握しましょう
・ポリエステル
・ナイロン
・ビニール
一般的な雨傘の記事の素材は主に上記の3種類になります。素材を把握するのは難しいかもしれませんが、一般的にポリエステルのほうがナイロンより効果です。
また、ビニール傘はコンビニなどで売られている傘の素材になります。ビニール傘は使い捨てを目的に製造されていますので、「ポリエステル」と「ナイロン」のどちらかという見解で間違いありません。
傘の商品タグに素材が明記されている場合がありますので参考にしてみてくださいね。
撥水の仕組み
傘にはフッ素樹脂がコーティングされており、生地の繊維の中に雨がしみ込む前に弾いてくれます。生地同士がこすれてしまったり、汚れてしまったりするとフッ素の鎖が壊れたり、乱れてしまってフッ素樹脂が水を支えられなくなります。
撥水性が低下すると傘をたたむときに濡れてしまったり、生地に水が浸入して重くなったりすることもあります。
ドライヤーによる撥水機能の回復!
ドライヤーの熱で壊れたり、乱れたりしているフッ素樹脂を復活させる方法です。
1.まずは表面を清潔にし、傘を完全に乾かしましょう。
2.傘を広げて10センチから20センチほど離れた距離からドライヤーの温風でゆっくり当ててください。その時に当てている箇所の裏側に手を当てて、熱が上がりすぎない様に注意しましょう。
(高温になるとドライヤーの熱で変色したり、変形する可能性がありますのでできるだけ離れた距離から様子を見ながら進めてくださいね。)
3.ドライヤーの熱が冷めてから水を垂らしてみて撥水がされているかどうかを確認してみてください。滴が滑るように落ちれば撥水完了です!残りの箇所も進めていきましょう!
ビニールのような素材の力で撥水している場合は効果がありませんので気を付けてください!
防水スプレーによる撥水機能の回復!
一般的には防水スプレーの価格は500円~1000円/本しますが、
なかにはカッパ(レインコートやレインウェア)防水加工されたリュックサックなどにも使えるものがあるのでとても重宝します。
使い方も簡単で乾いた傘にスプレーでまんべんなく吹きかけるだけです!
とても簡単なので時間をかけたくない!簡単に撥水加工をしたいと人におすすめです。
プロ(業者の方)による撥水機能の回復!
工房や修理など取り扱いされているお店では1000円前後で傘の防水加工を行っているところもあります。時間がない場合や、家で作業をするのが面倒だったり、作業スペースがないっていう人にはおすすめです。
時間やお金がかかってしまいますが、お店の人にお任せするので安心ですね。ご自宅の近くにあるかもしれませんので一度、探してみてはいかがでしょうか。
まとめ
傘の防水加工を回復させるには以上の3種類になります。自分に合った方法で傘と長いお付き合いをしてあげてください。交換するのは簡単ですが、自分で手入れをしたら愛着が湧いて雨の日が楽しみになるかもしれません。
傘を大事に使うのなら2~3本を使いまわしするのもおすすめです。また、陰干しすることも大切です。使ったらしっかり干して傘を休めてあげてくださいね。日頃のメンテナンスも重要です!