冬に降っていた雪も気温の上昇に合わせて雨に変わっていく季節になってきましたね。雨が降ってきたら誰もが使うのが傘です。雪が降った時にも傘を差す方もいるかと思います。私の住む北海道では、雪の時は傘を差さないです。北海道の人は頭に雪が積もっても、雪は友達のようなもので、雪を傘で防ごうとは思わないのかもしれませんね。
雨、雪以外にも傘で防ぐことができるものがありますよね。女性がほとんどかと思いますが、夏に日傘を使い、日光を遮り日焼けを防ぐことできます。
日傘を使ったことのない私は思いました。「同じ傘なら雨も日光も防げるはず。どうして日傘と雨傘があるのだろう」と。どの傘も傘であるからどのような状況でも降ってくるものを防ぐ役割は同じに思いませんか。
実は一見同じ傘でも雨の日に皆さんが使う雨傘と日傘、どちらに使うことのできる晴雨兼用傘には違いがあり、天候に合った特徴があるのです。
晴れて暑い日や雨の日が増えていく季節に向けて、傘を新しく購入する方や家にある傘を出す時に見分けられない方に向けて、日傘と晴雨兼用傘などの傘の違い、特徴を紹介したいと思います。
意外と知らない傘の種類・違い
雨の時や日射しの強い時に差すのが傘ですが、役割によって傘の名前があり、それぞれに違い・特徴があります。
当たり前のように使っている傘でも知らないことがあると思います。どのような傘があるか見ていきましょう。
日傘
日傘は日光による紫外線を遮るUV加工がされています。日傘をしている方を見たことがある方は、白いレースなどの傘を思い出しませんか。
日傘はデザインにもこだわって涼しい雰囲気を作るために布のような生地を使うことが多いそうです。
雨傘
雨が降ったら差すのが傘というのが、多くの方の傘のイメージだと思います。
皆さんが使っている多くの傘は雨傘です。雨を通さないように撥水加工や防水加工がされています。
晴雨兼用傘・雨晴兼用傘
晴雨兼用傘・雨晴兼用傘と聞いても「私の傘は晴雨兼用傘だ!」とピンとこないことと思います。
晴雨兼用傘は、日傘に防水加工がされているもので、雨晴兼用傘は、雨傘にUV加工がされているものです。ベースの傘が日傘か、雨傘かで名前が変わっているのが分かりますね。
日傘と晴雨兼用傘などの傘の見分け方
見た目の違いで見分ける
晴雨兼用・雨晴兼用傘はベースの傘が日傘なのか、雨傘なのかによると紹介しました。大まかに日傘と雨傘の違いが分かれば、傘の種類を見分けることができることになります。
雨傘はコマと呼ばれる雨を防ぐ部分が日傘に比べて大きいです。頭だけでなく、横からの雨からも体を守れるようになっています。日傘は頭や顔を守ることができればいいので雨傘よりも小さくできています。
次に生地に違いがあります。デザインでもわかりますが、生地に布地が使われているものは日傘です。一度開いてみたり、生地を触ってみたりするとわかりやすいですね。
特徴で見分ける
雨傘は雨を防ぐための傘ですので、水を通さないように加工されていますよね。雨傘は空気も通さないようにできています。
ですので、息を吹きかけて生地越しに息を感じれば日傘、感じなければ雨傘と見分けることができます。
日傘と晴雨兼用傘の違いを見分ける
日傘に防水加工されているものであれば、晴雨兼用傘であると言えます。
生地などは似ているので見分けにくいですが、日傘として使うのであれば、どちらでも問題はありません。
あくまで日傘のため、雨を防ぐために使うのであれば、濡れてしまうかもしれませんので、まず雨傘と日傘を見分けてからだと間違いはないですね。
日傘の代わりに雨傘を使う
雨の日に日傘は生地が薄く、水を通すので濡れてしまいますが、雨傘は日光も防げるように思いますよね。色の濃い傘であれば、紫外線を防ぐことができます。
日傘よりも水や空気を通さないように生地が詰まっているので、熱がこもって暑いという点ではあまり向かないかもしれません。
まとめ
1.傘には、日傘、晴雨兼用傘、雨傘、雨晴兼用傘の4種類があります。兼用傘はそれぞれ日傘、雨傘がベースになっています。
2.見た目の違いで見分ける場合は、コマの大きさと生地で見分けましょう。特徴の違いで見分ける場合は、空気を通すかどうかで日傘か雨傘か見分けることができます。
日傘や晴雨兼用傘、雨傘の違い・特徴を紹介しました。何気なく使っていた傘にいくつか種類や違いがあるのは意外と知らなかったのではないでしょうか。
日傘と晴雨兼用傘、雨傘と雨晴兼用傘は見分けにくいですが、ベースは日傘と雨傘ですので、日傘に雨傘の特徴がついたものと考えると兼用傘だとわかります。
日傘として使うか、雨傘として使うかで使い分けると失敗がないですね。傘を違いや特徴で見分け、天候に合わせて使って快適に過ごしましょう。