これから暖かくなってきて、ゴールデンウィークや夏休みなど、本格的な旅行シーズンがやってきますね。せっかく旅行に行くのだから思い出に残る旅行写真を撮りたいけど、後から見返したときに、
いまいち楽しさが伝わってこない…見返しても何の写真か分からない…
といったような経験ありませんか?そして結局、その写真を見返すことはなくなってしまうなんてことありませんか?
私も以前はそうでした。記憶さえしてればいいと思って適当に撮っていましたが、意外と覚えていないですし、見返していても楽しくありません。旅行自体は楽しかったはずなのに…!
だからこそ楽しかった記憶は記録しておくと、後から見返した時に、その時の記憶がよみがえっていい気分になれます。
それを実感してから、思い出に残ることを意識して写真を撮るようになりましたが、旅行写真がかなり変わり、今でも何年も前の写真をよく見返しています!
そんな私が意識している、オススメの旅行写真の撮り方を紹介します。
技術や高級なカメラがなくてもいい旅行写真は撮れるの?
カメラの性能が良くなったり、手に入れやすい値段の機種が増えたりと、最近誰でも雰囲気のある写真を撮れるようになりました。でも、いいカメラを手に入れたのに、全然納得のいく写真が撮れない、そもそも操作や覚えることが多くて面倒くさい、なんてことありませんか?
私はあります笑。私は写真が趣味で、7年前に一眼レフを購入しましたが、何となく撮ればいいわけじゃないことを知ってしばらくカメラを触るのが嫌でした笑。オートでもいいけれど、画質がいいだけで写真の内容は変わってない…と落ち込んだものです。
ネットで検索しても、本を読んでも、結局技術的なことは覚えていられない!
せっかくの旅行なので、余計な煩わしさなく旅行写真を残したい!
そんな方多いと思います。スマホで気軽に撮りたい方もいると思いますし、今回は、カメラにこだわらず、構図やカメラの使い方などの面倒なテクニックも意識せずに、写真は撮影者の感性を大事に!ということを大切にした旅行写真の撮り方について書いていきたいと思います。
思い出に残る旅行写真を撮る方法1:エピソードを意識する
旅行写真って「こんなことあったなー」っていうエピソードが一緒に思い出されるから見ていておもしろいんだなと思っています。私の経験では、ただ何となく何も考えずに撮った写真って、後から見返しても、何の思い入れもないただの記録写真になる可能性が高いんですよね。そして永久的に外付けにお蔵入り…泣。それは本当に残念です。
そうならないために私は、写真を撮る前にエピソードを思い浮かべてから撮ります。これはこういう写真という意味やコメントをつけてあげるだけで自分の中でその写真の価値や思いが変わります。それを何度もやっていると、何かを見ただけで写真のアイディアが湧いたり、エピソードが思い浮かびやすくなったりして、どんどん楽しい旅行写真が撮れるようになるのでおもしろいですよ!
もちろん後から見返して「これこういうエピソードつけたらおもしろいな」というのもあるので、ボツ写真と見切らずどんどんエピソードをつけてみてください!結構楽しいです笑。何枚かを繋げてうまくオチをつけたり、CDジャケットやアーティスト宣材写真風にしたり、自虐的なコメントをつけたり、というのを私はよくやっています笑。
正解はありません、あくまでイメージでいいんです笑。この作業があるだけで旅行後の膨大な写真整理も楽しみになります。私はよく旅行写真にコメントをつけてSNSに投稿していますが、一緒に旅行に行った友人などからの反応もおもしろいですし、その旅行に行っていない友人からも「いつも写真とコメント楽しみにしてる」というコメントをもらうことが多いです笑。旅行だけでなく、旅行写真も楽しいと、その旅行の思い出はさらにいいものになるんだなと実感しています。
さてそんなエピソードですが、つけ方には2種類あります。
- 現実にあったこと
- 何となくその写真から連想すること
現実にあったことはそのままつければ良いです。
写真が実際の旅行写真ではないため伝わりにくいのですが、これからいくつか例を挙げていきます。例えばこちらの海鮮丼を旅行中に食べたとしてエピソードをつけてみましょう。
「旅行初日の昼食!1時間並んだ甲斐あって食べれたー!」
こんな感じで、何も気の利いたことは必要ないです。自分の言葉で、その時思ったことをエピソードとして残しておけばいいんです。
例えば他にも、
「この日目当てのうに丼は終わってた…。でもえびも美味しすぎた!」
「海鮮丼を食べながらなぜか人生とはという話になった。A子にとっては成功が全てではないということらしい。これ食べながらする話じゃない笑。」
というように、その時あった出来事や話したことを付け加えるとより思い出深くなります。
何となくその写真から連想することは、その写真がお題の大喜利みたいな感じで、思いついたことを綴れば良いです。例えばこちらの海の写真にエピソードをつけてみましょう。
「夏の映画のオファーいつでもお待ちしています。」
次にこちらの牛の写真。
「もしも私が牛なら、この草原一帯の草食べ放題か…。」
など笑。つまらない例ですいません汗。この方法はこれから紹介するもの全てにおいて共通して使えます!エピソードをつけるだけで写真への思い入れがかなり変わります。何も思い入れのなかった写真に思いが加わって大切な写真になるので、ぜひ試してみてください!
思い出に残る旅行写真を撮る方法2:シチュエーションの切り替えどきに撮る
出発点に着いた、お昼ごはんを食べた、観光した、お茶した、ホテルに着いた、夜ご飯を食べた、など旅の切り替えどきに写真を撮るようにすると旅行の記憶が細かく残ります。
点を作ると線で結びやすいということですね。旅行って意外と「何したっけ?」「どこ行ったっけ?」ってなりませんか?要所要所での記念撮影のみでも思い出になりますが、こまめに記録しておくと記憶がつながるので鮮明に思い出しやすいです。
例えば私が以前行った国内旅行の1日目では、いつ写真を撮っていたかをご紹介します。
- 出発地点に全員集合した時
- 昼食を食べた時
- 昼食後の様子
- 移動の車内
- 観光地についた時
- その観光地で見たもの
- その観光地での体験
- その観光地でおやつを食べた時
- その観光地を見終わった時
- 初日の宿の部屋についた時
- 夕食を食べた時
この項目の中や項目の間でもいろいろと撮っています。これだけ残しておけばかなり記憶に残ります笑。
もちろんこれは一例ですし、そんなに頻繁にカメラを出すのは面倒だという方もいると思うので、そういう方はここが私の切り替えどきというところで撮るようにしてみてください。
思い出に残る旅行写真を撮る方法3:人物写真を多めに撮る
旅行って、素晴らしい風景を見ることも思い出ですが、一番の思い出は人との思い出だと私は思っています。なので、あらゆる場面で一緒に旅行した人の写真をたくさん撮るといいです。写真にはその人との関わりが写るので、見返した時に「こんなことあったなー!」と、とてもおもしろいです。
私自身も、友人など人物の写真を見ているときが一番楽しいですし、撮っているときも楽しいです!私自身は、友人と旅行に行くことが多いので、笑顔だけでなく、あえて真顔やキメ顔をしてもらったり、「この風景から連想するポーズしてみて!」とお願いしたり、「この置物を使って一番笑いをとれる人選手権」と題してものボケ写真をむちゃぶりしたり、「この観光地のPR大使になったら」というイメージでポーズを取ってもらったりというようなことをよくしています笑。
バリエーションはないよりある方がおもしろいということでやっていますが、そういうおふざけの時間が旅行では私にとってかなり思い出になります。そういう、自分の思い出になる時間を一緒に旅行に行った人とぜひ撮ってみてください。人物写真は、人の表情がわかる大きさで撮ると、楽しかったとか疲れてるとかの表情でその時のことがよく思い出されるのでオススメですよ。
思い出に残る旅行写真を撮る方法4:気になったものは逃さず撮っておく
旅行中目にして気になったものを私は撮るようにしています。気になったということは、それに対して何かを思ったということなのでエピソードをつけやすいですし、写真を後にフォトブックやアルバムにまとめるときにいいワンポイント写真になります。
その土地の空気感みたいなものがよく出てより印象的な旅行写真になりますし、自分が気になったものということで王道だけじゃないオリジナル感も出ます。
例えば私はよくこういうものを撮ります。
- 町の案内板や電柱、駅の看板など地名が書いてあるもの
- 特徴的な置物や看板
- 展示物(撮影可のもの)
- そこで出会った人(撮影していいか確認しましょう。SNSに載せる場合も許可をとりましょう。)の案内板や電柱、駅の看板など地名が書いてあるもの
他にも自分が気になったものを背景や小道具みたいにして人物写真にするのもおもしろいですよ!
まとめ
私がオススメする思い出に残る旅行写真の撮り方は、エピソードを意識すること、シチュエーションの切り替えどきに撮ること、人物写真を多めに撮ること、気になったものは逃さず撮っておくことです。
技術的なことを勉強しなくても、SNS映えを考えなくても、これらのことを意識してみると、自分だけの感性でとっておきの旅行写真が撮れます!思いをのせるとそれだけ大切なものになります。
写真に夢中になって他の人に迷惑にならないようにすることだけ注意し、自分自身の旅行スタイルに合わせて、ぜひ、大切な人との大切な時間を、大切に残してください。