あんな毛だらけの体では、犬にとっては夏は一番過酷な季節なのかもしれません。外で飼っている犬の場合、冷房をつけておくことができません。でも、風や雨、雪、木や植物に青空などの自然に触れあって暮らしています。
そのお家それぞれ、犬の飼い方というのは異なります。家の中と、家の外と、どちらが犬にとって幸せなのかは、一概には決められませんが、それぞれの状況に合わせて工夫することで犬にとって非常に辛い夏の季節も、快適に過ごすことができるようになります。
お外で暮らす室外犬に、飼い主は夏の暑さからどうやって守ってあげることができるのでしょうか?
室外犬の暑さ対策
犬は汗を出す汗腺が、人間や他の動物のように発達していないので、体温が上昇しても、熱を外にだすことができません。
いつもハァハァ息を荒くしているのは、汗をかくことで体温調整ができず、熱を下げようと苦しんでいるからなのです。特に寒い地域の犬種、長毛の犬は暑さに弱いので、注意が必要です。
体温の調整ができない犬は、夏の暑さから熱中症を引き起こす場合もあります。熱中症の原因は、主に長時間強い日差しを浴びること、水分不足、体温の上昇によることが多いと言われています。
犬の場合の熱中症は命に関わる恐れがありますので、最善な暑さ対策を考えたいものです。
それでは、お家の外で暑さと格闘しながら、お留守番をしている、可愛い愛犬の暑さ対策をご紹介したいと思います。
犬小屋の工夫
直射日光を防ぐため日よけを設置
自転車用の雨除け・日よけシートを代用するのがおすすめです。天井と三面の壁がしっかりと日陰を確保してくれます。
ただ、その素材によっては通気がよくないので、犬が犬小屋の外をある程度の広範囲で動き回れるようにする必要があります。シート上に通気の穴を空けてあげると、快適でしょう。
価格も楽天などで、3千円~1万円くらいで、サイズや素材などが選ぶことができます。遮光効果の高いものはやはりアルミです。アルミは光を通しませんので、シート内にある犬小屋も熱の上昇を避けることができます。
その他、よしず、園芸用の寒冷紗(遮光シート)、エアコン室外機用の雨除けシートなどが、1千円~6千円くらいで購入できますが、でも、遮光の効果は数段低くなります。合わせてそれに、何か2重3重に布やシートを重ねないと、完全に強烈な日差しを防ぐことはできません。
犬小屋を涼しい日陰に移動
室外犬にとって、犬小屋の置き場所は自分では決められません。飼い主が最適な場所を探してあげることが必要になります。
少しでも、犬の体温を下げて楽にしてあげる為には。直射日光の当らない場所が第1条件となります。
お家の敷地内に1日中、陽のあたらない場所を見つけてみましょう。幸か不幸か敷地内に日陰が見当たらない場合は犬小屋に日よけをつくることで、愛犬を突き刺すような太陽の光から、守ってあげることができます。
犬小屋を涼しくする
室外の犬は犬自体も熱を持っていますがそれと同じくらい犬小屋も熱がこもっています。
このままでは犬がかわいそうなので小屋が涼しくなるような冷却シートを置いてあげる、小型の扇風機を設置してあげたほうがいいと思います。
室外犬へのケア
水浴びをさせてあげる
犬の体温はもともと人間よりも高いです。
今はあまり野外で飼われているペットを見かけることは少なくなりましたが室内で飼われているより相当暑いと思うので暑さ対策の一つとして水浴びをさせてあげたほうがいいと思います。
ブラッシングをしてあげる
今年の夏は命に関わるような暑さが続いていますがそれは室外犬も一緒ですね。
人間のように避難する場所が犬小屋しかないのならせめてブラッシングを丁寧にしてあげてください。
毛の量がブラッシングで減れば少しは犬も落ち着きますし暑さ対策にもなります。
飲み水への工夫
日差しを遮ることと、もう1つ大切なのが水分補給になります。
出かけ先、仕事先から帰ってきたら愛犬がぐったりと倒れている、なんてことにならないように充分すぎるくらいの水を備えておきましょう。大きな器に、こぼした時のことを考えて3カ所くらいにおいて下さい。
私の実家では柴犬を飼っていて、庭先の水道の蛇口のそばに犬小屋を置いています。炎天下の時や、長時間留守にする時は少しだけ蛇口を緩めたままにしておくことで、いつでも、犬が新鮮な水を飲めるようにしておきます。
ある夏の日、緊急の通夜・葬儀の関係で家族全員が2日間留守にしなければなりませんでした。その時は十分なドライフードと水を少し出しっぱなしにして出かけました。
ドライフードと水さえあれば、暑い夏の間でも1日、2日は留守にしても何とかなります。
また、夏の間はいつも仕事に行く前に愛犬の体に、軽く水をかけてあげたり、犬小屋の周りに水をまいてあげていました。数時間で乾いてしまいますが、家の柴犬はそれを日課として楽しみにしていました。
飲み水に氷を入れる
夏は年々気温が上昇しています。飲み水だけではいずれぬるくなってしまうので毎日入れるとお腹を壊してしまう可能性があるため適度でいいので氷をあげたほうが体感温度を下げることもできるし、犬も喜びますのでいいと思います。
飲み水を多くする
夏は暑すぎるので水をあげる量を増やしています。30分に一回様子を見に行き水の取り替えをします。外出時は多くの水をおいてから出かけます。
犬は自分で温度調節ができないと思うので水の量を増やすことで熱中症になるのを防いでいます。
飲み水の交換頻度を多くする
飲み水を少しずつでもいいので、頻繁に交換してあげる事で、氷をいれるよりお腹を壊しにくくていいと思いました。
少しの気温の上昇でも水は犬にとってはとても暑く感じます。(人より地面に近いため) 水は大切な体温調節アイテムとなります。
その他の工夫
打ち水として水を撒いてあげる
室外犬は、室内犬と違い直接、涼しい風に当たることが出来ないので、小屋や生活空間に打ち水を撒いてあげると喜ぶと思います。
何故なら犬は、呼吸で体温調節をしています。気温が高くなると呼吸が荒くなるので打ち水をして気温を下げてあげると呼吸が荒くならずに済むと思うからです。
涼しい朝や夕方に散歩をする
日中の散歩は暑さに比較的強いとされている室外犬でも危険なほど。
日中の散歩は温度の上がったコンクリートや鉄板が足の火傷の危険がある為、涼しい早朝や夕方の日が落ちてから行うようにしています。
暑さ対策グッズを活用
こういった犬の暑さ対策グッズはアマゾンや楽天などのオンラインショッピングサイトで色々な物を見ることができます。料金も安い物から高いものまで幅広く出ています。
また、ホームセンターなどで犬の対策グッズとしてではなく、日用品として売られている物で使える物がないか探してみるのもいいでしょう。
それぞれの飼い主さんの経済状況によっては、あまり費用のかけられない場合もあります。家の周りや、部屋の中やクローゼット、物置、屋根裏などに使えそうなものがないか探してみましょう。
日光を遮断することと、十分な水のほかに、飼い主が愛犬にしてあげれることは、犬の体温を下げてあげることです。
体温調整のできない犬の、真夏の上昇した体温は、市販のペットグッズを使うことで犬の体を冷やしてあげることが可能になります。どんなものがあるか見てみましょう。
大理石シート
・小型犬から大型犬までサイズが選べる
・大理石・御影石などのひんやりする石
・犬小屋の中や周りに敷くことができる
・簡単に洗いながして掃除できるから衛生的
(2000円~5000円くらい、大理石の種類によっては8000円くらいのもある)
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冷却マット
夏の暑い時期、人間と同じくワンちゃんもバテてしまいます。
犬は暑くても人間のように汗をかかないので、パンティングと呼ばれる口呼吸で体温調節をするしかなく、一般的に暑さに弱いのです。
熱中症になって具合が悪くなってしまうこともあるのです。
夏の暑さ対策として犬用の冷却マットはジェルタイプ、アルミタイプ、石タイプなど様々なメーカーから発売されています。
冷却マットをうまく使うことでワンちゃんが夏を快適に過ごせるようになると思います。
アルミプレート
・小型犬から大型までが選べる
・アルミの質感やひんやりする
・ベットとしても使える
・アルミが犬の体温を冷やしてくれる
・キズ、汚れもつきにくくて簡単に水洗いできる
(1000円~3000円くらい、ホームセンターが安い)
扇風機
・超小型の手のひらサイズから20センチくらいのものがある
・電池だから外でも長時間使える
・充電式の小型扇風機もある
・犬小屋の天井や壁につけれる
・用途に応じて様々な形態のものが選べる
(家電のコーナーにて2000円から6000円くらい)
ペット用プール
人間の子供が夏にプールに入るように犬にもプールがあればきっと気持ちいいと思います。
水が苦手な犬もいますがたいがいの犬は好きだと思いますし、犬は賢いのでそのまま犬かきもすると思います。気温が上がりすぎている日だけでもいいと思います。
・お庭にスペースがあれば小さなビニールプールがおける
・愛犬も留守番をしながら水浴びができる
・犬の大きさに応じて金属やプラスチックの洗面器など使える
・その他のボール・アヒルなども浮かべられる
・子供の犬はビニールプールは噛みちぎる可能性がある
(子供用に市販されているビニールプールが2000円~4000円くらい)
(犬用たらいプールが3000円くらい)
(たらい一般用で大きさによって1000円~5000円くらい)
すのこ
犬小屋の下がコンクリートの場合、コンクリートは熱を吸収しないので非常に温度が高くなってしまいます。犬小屋の下や周りにスノコを敷いて上げることで、温度を下げることができます。
バンダナ
バンダナをワンちゃんの首に巻くだけで暑さ対策ができます。使い方はとてもシンプルです。
バンダナは水に浸して余分な水分を絞った後、首に巻いてあげるだけです。バンダナは繰り返し何度も使えるため、経済的です。
ワンちゃんに似合うバンダナを選んで、ファッション感覚で楽しむのもいいですね。
すだれ・よしず
竹や籐でできたスダレを犬小屋の近くに建て掛けてあげることで、日陰の涼しさも倍増します。アサガオを植えて、その竹や籐に絡ませると人間だって快適ですよね。
実家で柴犬を飼っていた時のことです。庭に犬小屋を置いて飼っていましたが、日陰になるものがなく、朝以外はずっと日に当たる状態でした。
犬が熱中症になったのを機にひさしによしずを立てました。他にも犬小屋の中に凍らせたペットボトルを入れていました。
観葉植物
犬小屋のまわりに涼し気な観葉植物を植えたり、鉢植えを置いたりすると暑さも和らげることができます。ツタを絡ませたりするのもエクステリア的にもお洒落で可愛いですね。
断熱シート
アルミの断熱シートを犬小屋の内側に貼ってあげると、紫外線や赤外線が中に入るのを防いでくれますので、犬を熱中症から守ることができます。段ボールや古い衣類を使っても熱を防ぐことはできます。レジャーシートやブルーシートを使う人もいます。
ホースの水
ホースを使って犬小屋の近くでちょろちょろと水を出しっぱなしにしておくこともできます。ホースを高いところに固定させることで、小さな滝のように水を流しておくこもできます。
その他
凍らせたペットボトル、首の周りにまくクールネックなども、短時間の留守番であれば効果があると思います。でも、外ではすぐに溶けてしまいますので、2・3時間での利用を目安にして下さい。
室外犬に熱中症の兆候が見られたらどうする?
人間を含む動物は、汗腺から汗を出して体温を下げますが、犬は汗腺が少ないので、体温を下げることが苦手です。
なので、口を開けて『ハッハッ』と呼吸することで熱を出して体温を下げています。
この呼吸のことをパンディングと言います
屋外犬に次のような症状が見られたら熱中症にかかっているかもしれません。
チェックリスト
- 息遣いが荒い
- 冷たい床や壁などを探して頻繁に移動している
- おなかや耳を触ると普段より体温が高い
屋外犬の意識があるなら
室外犬が熱中症のサインが見られたときに、意識があるようであれば、
急いで次の応急処置をとってください。
- 風通しがよく涼しい場所に移動させて安静にさせる
- 全身に水をかけてあげて体を冷やさせる
- 新鮮なお水を飲ませてあげる
ココに注意
その後、動物病院にも連れて行ってあげた方が安心です
意識がないなら
ポイント
病院に行く前に応急処置をしてあげよう
屋外犬が熱中症で意識がないようであれば、当然病院へ直行です。
ただし、苦しんでいる状態で連れていくのは症状を悪化させかねないので危険ですので、
次のような応急処置をして、体を覚まさせてあげましょう。
応急処置の手順
- 全身に水をかけてあげる
- 水が飲める状態なら、飲みたいだけ、水を飲ませてあげる
- 水を飲んでいる間に、氷や保冷剤などを首の裏に当てて、体を冷ましてあげる
- 獣医さんに連絡をして、指示をもらう
この間に室外犬が元気になったとしても、体の内部にダメージを受けている可能性はあります。
元気になったからと言って安心せず、病院へ連れて行って診察を受けた方が安心でしょう。
まとめ
犬小屋の場所が何処にあるかによって、屋外犬の体調は大きく変わってしまいます。室外犬は自分で犬小屋の場所を決めたり、移動させてりすることはできません。
可愛い愛犬のために、風通しの良い日陰になる場所を作ってあげて下さい。
この機会に、インターネットやホームセンターで、屋外犬の暑さ対策グッズを見てみるのもよいでしょう。
ちょっとした工夫で費用をかけずに、室外犬の暑さ対策ができます。
大切な愛犬が快適に夏を過ごすことができることで、暑い夏でも、安心して出かけることができるように色々な方法を試してみましょう。