夏になったら、プールや海で泳いで遊びたいものです。学生の方は学校で水泳の授業など遊び以外にも泳ぐ機会があります。ばしゃばしゃと水をかけあったり、潜ったりと水で遊ぶのは夏らしくて気持ち良いので楽しく感じる瞬間です。
そんな楽しい夏の風物詩ですが、メガネをかけられないことは悩みの一つです。メガネをつけて水に入ることはできないけど、外すと見えないという方が多くいるでしょう。そのような方はコンタクトレンズを使っているのではないでしょうか。
見えるようになるし、メガネのように邪魔にならず問題は解決したように思えます。ですがコンタクトレンズをしたまま泳いでも目には大丈夫なのでしょうか?今回は、つい見落としがちなコンタクトレンズをしたままで泳いだときの目への影響や対策をご紹介します。
コンタクトをつけたままでプールって大丈夫?
コンタクトレンズをしたままプールなどで泳ぐのは果たして大丈夫なのでしょうか?目に接触した状態で使用するコンタクトは、つけているだけでも目に影響があります。
水に触れることでより目に影響があると薄々気づいている方もいるかもしれません。さっそくコンタクトレンズをしたままで泳いで大丈夫?という疑問を解明していきましょう。
塩素はコンタクトの敵!
プールには消毒のために塩素が含まれています。コンタクトレンズは水分を吸収するという特徴があるので、プールに含まれている塩素や菌などを、コンタクトレンズをつけていない状態以上に吸収してしまいます。
コンタクトレンズに入った塩素が目にとどまることで角膜が傷つき、そこに菌が入り角膜炎などの目の病気を引き起こす可能性があります。
目に影響があるといっても見えないままでは泳げないですよね。そんな時どうすればよいのか対策をご紹介していきます。
ワンデータイプのコンタクトで目への影響を最小限に
塩素や菌の付着したコンタクトレンズをプールで泳いだ後にも付け続けると、レンズが変形してしまったり、目への影響が出やすくなったりと目のトラブルを引き起こしてしまいまいます。
プールの後は目の洗浄とコンタクトレンズを付け続けないことが大切ですので、ワンデータイプのコンタクトレンズを使ってすぐに取り替えることで、目への影響を最小限にすることができます。
ワンデータイプを持っていない方はプールで泳いだ後に目とコンタクトレンズの洗浄を忘れずにしましょう。
ハードタイプとソフトタイプで目への影響が違う?
コンタクトレンズを使用している方はハードタイプとソフトタイプのコンタクトレンズがあることをご存知でしょう。プールでの影響においては、コンタクトレンズ自体が水分を含むかで目への影響が変わります。
ハードタイプのコンタクトレンズは、ほとんど水分を含まず、目へ酸素を十分に届ける点で安全性の高さが特徴です。ソフトタイプのコンタクトレンズは、水分を含むため水を給水する性質が強く、塩素や菌などを含むプールの水の影響を受けやすいです。
リスクの低さではハードタイプですが、運動に対してズレやすくプールにはあまり向きません。ソフトタイプは目への影響以外には、ズレにくく目になじみやすい特徴があります。目への影響やその他の対策との組み合わせを考えてタイプを選んでみましょう。
度入りゴーグルでコンタクトなしでも視力確保
水を防ぐゴーグルだけでなく、それに度の入ったゴーグルも販売されています。コンタクトレンズをせずに見える状態でプールを楽しむことができます。
水中は普段の屈折率が違うので、大きくものが見えるようになり、文字などを見る必要もないのでいつもしているメガネやコンタクトレンズより度が低いものを選ぶようにしましょう。
スポーツ用品店やメガネ屋さん、インターネットなど購入できる場所が多くあるので、夏用に一つ持っておくと便利です。
コンタクトでもゴーグルをつければ大丈夫?
コンタクトをつけたままでも、ゴーグルをつければ大丈夫だと思う方もいるでしょう。ゴーグルをつけることで水の浸入を防ぐことができ、水に含まれた塩素や菌も防いでくれるように思えます。
ほとんどの水を防ぐことができますが、泳いだり、潜ったりと動きがあると完全に水の浸入を防ぐことはできません。目への影響を考えると、ワンデータイプのコンタクトレンズと併用したり、度入りのゴーグルを使ったりする方が目を守るために有効です。
目への影響を最小限にしてプールを楽しもう!
コンタクトレンズをつけたままプールで泳ぐと、知らず知らずのうちに目に負担をかけています。目の病気のリスクもあるので、健康な目であるためにワンデータイプのコンタクトレンズやゴーグルなどを使うのがおすすめです。夏のプール遊びやプール授業の際は、コンタクトレンズのリスクを理解して、対策することで存分に楽しみましょう。