夏に汗をかかない人が羨ましい?いえいえ、適度に汗はかいた方が良いんですよ?

夏によく汗をかく人夏は暑くて、汗をたくさんかく季節です。運動した時だけでなく、ただじっとしているだけでも汗ばんできます。汗は服にシミができたり、臭いが気になったりと夏の悩みの一つです。

特に汗っかきの人は汗処理が大変で、周りの人の目も気になってしまいます。ネガティブな印象の強い汗っかきですが、たくさん汗をかくことは代謝がよく身体に不純物をためないと言うこともできます。

汗っかきとは反対に汗をかかない人には、あまり悩みがないように感じますが、身体の面から考えると危険性が潜んでいます。今回は汗をかかない人に潜む身体の危険性や汗をかかない原因についてご紹介します。

あなたは汗っかき?汗をかかない人?

夏の運動で気持ちよい汗をかく女性皆さんは汗っかきですか?それとも汗をかかない人ですか?ちなみに私は汗っかきで、夏は汗処理に苦労しています。その反面、太りにくかったり、身体の調子を崩しにくかったりなどと良い面もあるように感じます。

汗をかかない人は、清潔を保てることや臭いが気にならない反面、目に見える症状ではありませんがネガティブな要素が潜んでいます。ではどうして汗をかかないのでしょうか。汗をかかない理由を見ていきましょう。

どうして汗をかかないの?

汗をかかない理由には、元々の体質ということもありますが、汗をかきにくい身体に知らぬ間になっていることも考えられます。理由を知って対策に生かしましょう。

理由1:身体の冷え

夏のクーラーで体が冷えて汗をかかない夏の暑さから逃れるには冷房を使うことが多くいることでしょう。家でなくても、職場や店内は冷房が効いています。冷房で身体が冷えている状態が続くと、汗をかく機会が減って、汗をかくことによる調節機能が働きにくくなってしまいます。

理由2:筋肉量の低下

筋肉量は自然にエネルギーを消費する「代謝」に影響を与え、体温が上がりにくくなり汗をかきにくくなってしまいます。運動している時も同じで、筋肉量が少ない人は汗をかきにくいです。適度な筋肉が健康的な代謝のためには必要です。

理由3:汗腺の減少

汗をかき体温を調節する器官を汗腺と呼びます。汗腺は3歳頃に数が決まるようで、幼少の頃の生活環境に影響されます。ただそれ以降で汗腺の機能を働きやすくすることはできるので、改善することができます。

その他にも病気によって、汗をかかない人もいます。無汗症や自律神経失調症、甲状腺機能低下症、腎不全などの病気があります。

どうして汗をかかないか、一度確認してみて理由を把握するとよいでしょう。病気の際は治療が必要ですが、生活習慣を変えることで改善することもできるので、理由にあった対策をしましょう。

汗をかかないとどうなるの?

汗をかかないとどうなる?汗をかかない理由がわかりましたが、汗をかかないことにはどのようなデメリットがあるのでしょうか。夏に汗をかかないことは快適に感じますよね。汗をかかないことによる影響を見ていきましょう。

体温調節ができなくなる

汗は体温を調節するためにかくものであるため、汗をかかないと熱を放出できなかったり、水分が溜まって身体が冷えてしまったりなど体温調節に異常をきたします。特に夏は熱中症になりやすかったり、重症化しやすくなったりと注意が必要です。

太りやすくなる

代謝能力が下がるので、エネルギーを消費しにくい身体になり、痩せにくく太りやすい身体になってしまいます。代謝には筋肉量も関わってくるので、痩せにくく太りやすいと感じている方は筋肉を付けることがまず必要かもしれませんね。

病気にかかりやすくなる

病気にかかって体調不良代謝は免疫力にも影響を与えます。体温調節が正常に行われないと自律神経の働きも低下してしまうので、さらに身体に不調が現れます。汗をかけない分、他の臓器などに負担をかけることもあるので、汗をかける代謝の良い体質に改善しましょう。

体臭が気になる

臭いの元である動物性脂肪の分解にも代謝が関わってきます。汗に臭いの元の成分が多く含まれた状態で流れ出すので臭いが目立ってしまいます。体臭を身体の中から改善することができるということでもあります。

たくさん汗をかいて健康体質になろう

汗をかくことは身体にとって大切なことです。多くの場合は、生活習慣を見直すことで改善することができます。普段の生活から汗をかけるようになりましょう。

運動や入浴をして汗をかこう

運動で適量の汗をかく生活の中に運動や入浴を取り入れて汗をかく身体に変えていきましょう。適度な運動やぬるま湯につかるなど健康的に汗をかきましょう。生活リズムを整えることにもつながるので、不規則な生活の改善にもおすすめです。

筋トレも代謝を上げることができるので効果的です。必要以上に筋肉を付ける必要はないので、無理のない範囲で筋力をつけて基礎的な代謝能力を身につけましょう。

身体を冷やさないようにしよう

夏は暑いので、涼しい空間にいたいという気持ちはありますが、涼しい冷房の効いた空間に居続けることは避けましょう。外の気温と離れすぎると汗をかかなくなるので、外での活動や冷房の温度を調節するなどの対応が必要です。

食生活を見直そう

健康的でバランスのよい食事身体の温まる香辛料や根菜を食べることや温かい飲み物を飲むことで汗をかくことができます。また朝ごはんを食べることでも体温が上がるので、生活リズムの改善と合わせて代謝の改善をしましょう。

まとめ

1.汗をかかない理由には、身体の冷えや筋肉量の低下などがあります。
2.汗をかかないと、体温調節能力の低下や太りやすくなること、体臭が目立つなどの影響があります。
3.適度な運動や入浴、適度な冷房などで汗をかくようにして身体の中から改善しましょう。

汗をかかないことにもデメリットがあることをご紹介しました。夏は汗をかくことが多く、悩みの一つですが、適度に汗をかくことは身体にとって良いことです。普段の生活から汗をかくようにして、代謝能力を高めた健康体質になりましょう。

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