紫外線アレルギーとは、日光過敏症、日光性皮膚炎、日光アレルギーともいわれ、
前触れなく突然発症することもあり、急にこのような症状が出てもアレルギーとわかりづらく病院に行かないままの方もいます。
ここでは紫外線アレルギーの代表的な症状と、
いざなってしまったらどうしたらいいのかをご紹介します。
紫外線アレルギーのつらい症状とは?
紫外線アレルギーの症状は、肌に出たり目に出たり、外から見たらわからない体の内側の不調となって出たりします。
肌に出る症状としては
・皮膚に赤みが出る、ムラになる
・ブツブツと湿疹が出る、水ぶくれになることも
・かゆみが出る。昼に紫外線を浴びて夜に眠れないほどの痒みが出ることも。
・皮膚全体が腫れる、熱を持つ
・蕁麻疹がでる
目の症状としては
充血、瞼の腫れ、涙が出る、ゴロゴロする
その他の症状として
頭痛、吐き気、発熱 があります。
あきらかに重症な場合は病院という選択肢が頭に浮かびますが、
軽度であれば、化粧品が合わなかった?日焼け止めが合わなかった?花粉症かな?汗疹かな?とアレルギーであることを見過ごして毎日を過ごしてしまいます。
検査によって紫外線アレルギーなのか敏感肌なのかハッキリしますし、必要に応じて軟膏を処方されたりもしますので、怪しいと思っている方は受診をおすすめします。
紫外線アレルギーのつらさを和らげるには?
紫外線アレルギーの対策は、とにかく紫外線を浴びないことです。
日焼け止めをこまめに塗る
日焼け止めは汗や摩擦で落ちてしまいます。3時間程度でこまめに塗りなおしましょう。
一気に塗るとムラになったり塗り忘れが出たりしますので少しずつ塗るのがおすすめです。
重要なのが日焼け止めの選び方です。
日焼け止めには「紫外線吸収剤吸収剤」と「紫外線散乱剤」という成分が使われており、
両方使用されているものと、どちらか片方のみ使われているものがあります。
紫外線吸収剤はUV効果は高いのですが、肌への負担が大きいのです。
紫外線散乱剤は自然由来の原料が多く低刺激なものが多いので紫外線散乱剤のみ使われているものがおすすめです。
ノンケミカルと書かれていたりもします。
日傘や長袖のはおりもの、帽子やサングラスなどを使う
最近の日傘は紫外線カット加工されているものが多く売られていますので、
安いだけのものよりもそういった機能のあるものを選びましょう。
アスファルトの照り返しで足元からも紫外線は来ますので、内側の色は光を吸収する黒色のものが良いです。
UVカットをうたっている長袖のカーディガンやパーカーも、紫外線アレルギーの方からすると日焼け止めを併用しないと症状が現れるという意見もあります。盲信はできないようです。
ほかにも目のためにサングラスをつけましょう。
日差しの強い時間は外出を避ける
午前10時から午後2時は紫外線が強い時間帯です。
屋内にいたとしても、窓ガラスから紫外線は入ってきます。
避けられる外出は避け、もし紫外線にさらされるようなら十分に対策を行う必要があります。
まとめ
紫外線アレルギーは生まれつきの場合もありますが、突然発症することもあります。
上記の紫外線対策を行い、生活習慣や食生活も見直しましょう。
紫外線アレルギーではなくとも、ほかの病気で皮膚症状が出る場合や、
内服薬・外用薬の副作用で症状が出る場合があります。
過度なダイエット、ストレス、生活習慣の乱れで普段は平気な紫外線でも体が反応したりします。
症状が軽くても放っておいたりせず、おかしいと思ったら受診も検討しましょう。