猫の去勢の時期と費用を実話を交えて説明します

飼っている猫に発情期がきてどうしよう?と思われる方もいると思います。
猫の去勢するにあたり動機として2つありますよね。
ひとつは一度子供を産ませてあげてから去勢しようというもの、
もうひとつは、子供でなにもわからないうちに去勢してあげようというものです。

我が家の猫も2匹ほど貰って来たのですが、次の年に「また子供産んだのですが、いりませんか?」と声をかけてもらいました。
いえ、我が家ではそんなに育てられないからと丁重にお断りしましたが、引き取り手がないとなると産んだおかあさん猫も可愛そうですよね。
猫の出産は一度に2~6匹産みます。

猫もちゃんとしたひとつの命ですから去勢はしてあげるにこしたことはありません。

猫は何歳くらいになったらどのくらいの費用で去勢できるの?

猫を去勢してあげたいけれど、一体どれくらいの年になったら去勢できるものなのでしょうか?
オスとメスによっても時期が少し違います。
是非参考にされてみてください。

オスの去勢の時期はどんな感じ?

発情期を迎え、攻撃性も強くなっていくオスの猫はどのくらいの年齢になったら去勢してあげられるのでしょうか?

オスの去勢適齢期は大体・・・

☆6~10か月くらい

手術について

①去勢の手術前日
夕方まではエサを与えても良いですがそれ以降はいけません。
エサが逆流してきて肺で詰まってしまう可能性があるからです。
当日はお水もダメです。

②手術直前
排便や排尿をすませておきましょう。
ただ、猫に事情を説明しても排便や排尿はうながせません。
体調を見てあげるくらいでよいと思います。

③手術後は
激しい運動は避けさせてあげてください。お風呂も遠慮してください。
傷口は大体、縫合や抜糸がないパターンがほとんどですが連れて行った動物病院によっては手術から7~10日ぐらい後に抜糸が必要なところもあります。

費用は・・・

☆費用は大体1~2万以上
ただし、助成金もあります。
申し込むと飼い主がいる猫は大体1500円以上です。
地方自治体や猫の品種などによって違ってきます。
病院で問合せしてみてください。

我が家の猫は日帰りなので一番安い金額でした。
ですが、念のために入院させたりすると費用がかさみますね。

メスの去勢はどんな感じ?

発情期が来ると「あお~ん、あお~ん」と求愛特有の鳴き声でオスを呼び始めます。
人や身体に体をこすりつけたり、腰のあたりをなでるとおしりをあげたりします。
一番特徴的なのは鳴き声で一晩中鳴いていることもあります。

メスの去勢適齢期は大体・・・

☆6~12か月くらい

手術について

①手術前日は
やはり絶食です。理由はオスと同じです。

②手術直前
こちらも事前には排便、排尿をすませておきましょう。

③手術後は
開腹手術のため、もしかしたら入院するかもしれません。
また、メスはオスと違い抜糸が必要です。
手術後7~10日後くらいに抜糸に動物病院へ連れて行きましょう。
抜糸後、大体1週間はお風呂には入れません。

病院から帰ってきてからは・・・

手術が終わって一安心なのは飼い主も猫も一緒。
優しく介抱してあげましょう。

オスやメスに限らず手術は怖いだろうし、終わって帰ってくるとほっとするのも人間と一緒。
ですが、猫は自分の体が変わったことに敏感にわかるようです。
手術した場所をしきりに気になります。
あわよくば、舐めようとするので退院の時は一般的にエリザベスカラーと呼ばれるカラ-をつけて退院します。
衛生面も考えてエリザベスカラーは買取りで病院から出されます。
値段は1000~2000円くらいです。
激しい運動は避けた方がよいので、あるならば猫用のケージを用意して落ち着く場所を用意してあげるとよいです。

特にメス猫はオスに比べ、切り込みを入れる範囲が大きいです。
うずくまったまま動かない、目を細めて部屋の隅にいる、触ろうとすると威嚇する、ご飯を食べようとしない等の行動を起こす場合があります。
それは、麻酔が切れて痛みに耐えているのです。
病院で貰って来た鎮痛剤を飲ませてあげましょう。
間違っても人間用を飲ませてはいけません。
傷の治りが遅くなりますし、猫にはよくありません。

去勢したとの猫のご飯も気をつけよう

去勢もしたし、猫も安心だし、終わりではないのです。
去勢した猫は肥満気味になるようです。
では、エサはどのようにあげると良いのでしょうか?

エサやおやつをダイエット食に変える必要があります。
ですが、急にいつも食べていたご飯が変わると猫はストレスを感じてしまうのです。
では、どうするか。
いつものご飯とダイエット食を少しずつ混ぜていくといいです。
割合がいつものが8、ダイエットが2から初めて徐々にダイエット食を増やしていきましょう。
最終的にダイエット食になれてくれればそれで大丈夫です。

我が家の去勢後の猫の実話では・・・

では、実際に去勢した猫ってどうなるの?とお思いでしょう。
我が家の去勢した猫の実話をお話しします。

我が家は生後3週間の子猫をオスとメス、1匹ずつもらってきました。
2匹はお兄弟でオスはメスのひと声にご飯やおもちゃも遠慮する完全なかかあ天下です。
発情期が来るまでは家族では、私と母になついていました。
いざ、発情期になると毎晩オスはメスを追い回すし、メスは「あお~ん、あお~ん」と泣き叫ぶんです。
メスはオスに追い回されて「フー」と威嚇し、追っ払うのですがオス猫はめげずに何度も何度もやってきます。
「そろそろ時期かな」と思って母が病院へ連れて行ったのは6ヶ月頃です。
最初にオス。
手術は日帰りでした。
病院から帰ってくるとエリザベスカラーをうざそうにとぼとぼ歩きまわります。
あんまり動くんで何とかしたかったのですが、うちにはケージがなくて。
走り回ったり、ジャンプしたりといった激しい運動はしませんでした。
なんなら、少し元気がないくらいにも見えました。
なので3日くらい経ってから病院に行き「大丈夫だよ」と言ってもらえました。
次にメスです。
メスはなれないケージと恐怖で泣き叫びながら病院に行き手術してきました。
メスの手術も日帰りです。
帰ってくると案の定エリザべスカラーをつけています。
エリザベスカラーをあちこちにカツカツひっかけながら歩きまわるんです。
ちょっと傷口がくっついていなかったようで手術後2週間してから抜糸しました。
それからです。
手術するまであんなに母になついてたのに、病院へ連れて行った母を見て逃げるようになりました。
母にあまりにもなつかないので母が「誰がご飯あげてると思ってるのよ」とたまにこぼすくらいです。
オスはあんなに追いかけまわすほど攻撃的だったのにまたかかあ天下に逆戻り。
オスは家猫になったようで温厚になりました。
メスは私以外になつかなくなりました。

去勢によって猫の性格はすごく変わりました。
ですが、去勢もしたので安心して家の外に出せますね。

まとめ

去勢の一番の目的は避妊でしょう。
猫の赤ちゃんができても育ての親がいなくてはせっかくの命の灯もほそぼそと消えてしまうかもしれないのです。
また、発情期はすごい勢いで交尾の相手を欲しがります。
ですが、我が家ではこれ以上猫は飼えないしかと言って無責任に妊娠させる気もありませんでした。
去勢が可愛そうという人もいるでしょう。
でも、生まれた子猫をちゃんと育てられますか?
育児放棄するより去勢してあげる方がずっといいですよね。
猫だって人間と変わらないひとつの命なのだから・・・

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